公私ともにエライこっちゃ状態にも関わらず、
今週の土曜も東京湾へ。
いま俺の人生は、仕事とプライベートと釣りでできている。

先週末、日記に書けないほど大敗した、
吉野家フグのカットウ釣り。
出船7時なのに寝坊して6時に家を出たのだが、
珍しいヨネの早起きのおかげで、
ディカプリオ船長の快適1号艇の釣座をゲットできた。

20名ほどの釣り師を乗せ、
波の上を滑るように飛ばすディカプリオ号。
キャビンで再びウトウトしていると1時間ほどで大貫沖。
快晴で海も凪、富津の観音像に見下ろされながら釣り開始だ。

一投目。海底に着いた仕掛けを聞くように上げてみると、
竿先が数ミリだけツンと動いた。
グイッと合わせると明らかにフグの手ごたえ。
慎重に巻き上げると、掛け針に20センチクラスの好サイズ。
「はい、一匹上がりましたよぉ」
ディカプリオ船長のマイクを聞くまでもなく、
一匹目のショウサイフグを俺があげたのだ!

続く二投目も、今度はカットウ針でガッチリゲット。
今週の俺は、ヨネがあきれるほどすごかった。
隣席のオジサン釣り師をイラつかせるほどすごかった。
10m下の海底でエサをつつくフグの柄まで見えるようだ。

8時間後。
終わってみれば、ヨネ2匹、俺9匹+カサゴ一匹と、
大漁とは言えない釣果ではあったが、
鍋と刺身には十分な数を手にして帰宅。
気分がいいので、ヨネを市谷まで送り届けてやった。

1時間後。

品川のわが家で3匹のフグを一夜干しの網に干すと、
フィッシングウェアからドレスアップして、
先輩の結婚パーティへ。なんて忙しい一日なんだろう。
青山でのパーティを終えると、電話とメールで仕事、
それから夜の麻布に流れた。

本当に、なんて忙しい一日だったのだろう。

そして翌日の日曜日。
ヨネと上原を招いて、男だらけのフグパーティ。
思えば15年間も、このメンツで俺んちで鍋を食っているのか。
上智アメフトの不調を嘆きつつ、
俺は二度と結婚なんて考えないと誓いつつ、
フグのフルコースに舌鼓。
フグ刺し、干物、鍋、釜飯、
唐揚げの代わりに揚げたポテトチップ。




一升瓶二本の焼酎を空けて崩れ落ちたぜ、ポイズン。